シュンペーターのケインズ非難
私はシュンペーターがケインズを非難していたという事実等から、シュンペーターがとても惜しい人物であるように思えた。
同じ年に生まれたということで、ケインズの存在や名声は必然的に気になってしまうであろうし、当時からケインズが高く評価されていたがシュンペーターもケインズにひけをとらない洞察力や分析力を持っていたであろう。
実際シュンペーターとケインズは考え方からして異なっているので、どちらのスキルが上かということは判断できないと思う。
ではなぜ人々はシュンペーターではなくケインズを支持したのだろうか。
本を読み進めるなかで、その大きな原因は20世紀前半という社会の状況にあるのではないかと考える。
20世紀前半というと多くの人が不況に悩まされていた時代であり、そのような時代に将来に対して有望な理論を立て予測したケインズと、「不況は適当なお湿りなのです。」